鮮やかな世界
1990年～2000年代にかけて、大阪では国際コンクール「大阪トリエンナーレ」が開催され、世界的アートイベントとして注目を集めた。これは大阪・関西の美術史の中でも特筆すべき出来事であり、展示室8では大阪トリエンナーレに参加した国内外のアーティストの作品を紹介する。
個の感性が輝く作品が多く登場するのもこの時代の特徴。50年代から活躍するアーティストから若手まで、キャリアや活動地域の垣根を越えて、ひとびとが多様性を尊重し、共創する未来社会のイメージを描くアーティストを紹介する。作品に込めた未来への希望、命の輝き、創造のエネルギーを感じてほしい。
沓名美和（キュレーター、東アジア美術史家）
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